ABOUT

都築まゆ美
アーティスト/イラストレーター

細密な鉛筆画を版とする独特な手法でアナログ×デジタル版画のリソグラフ作品を制作。人物、建物、植物など身の回りにある日常的な物事をモチーフにして、日常からこぼれ落ちる感情や記憶を描いています。
常に作品の根底にあるテーマは両義性です。
「明るい柔らかな色彩とそこはかとない暗さ」や「日常と非日常」といった両義的なイメージを作品の中に共存させています。
それにより、あらゆるものが持っている相反する2つの側面の存在を認めながら、その狭間で上手くバランスをとって生きている私達の、日々の小さな緊張感のようなものを表現しています。
最近はキャンバスに油絵具やアクリル絵具でペンティングを始めました。
また、本の装画をはじめエディトリアルを中心としたイラストレーション、布製の壁掛けオブジェFabric trophyの制作販売など、様々な創作活動をしています。

武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒
・主な出展歴
ONE ART TAIPEI 2023
WAVE2019 , 2020, 2021 ,2022 ,2023
銀座三越 8階ギャラリー
新宿伊勢丹アートギャラリー
Bunkamura Box Gallery
SCOPE ART SHOW / バーゼル・マイアミ
Affordable Art Fair / 香港ニューヨーク・シンガポール・ロンドン
他個展、グループ展多数

・主な装画の仕事
『ものがたりの物語』岩波書店
『靴ひも』新潮クレストブックス
『向日葵の咲かない夏』新潮文庫
『キネマの神様』文藝春秋
『料理人』早川書房
『未亡人の一年』新潮社